ふるさと納税によって年間2700万円のマイナス影響

返礼品ビジネスで注目を集めたふるさと納税。市民の皆様も税金対策として制度を利用したことがあるのではないでしょうか。ただ、鎌ケ谷市はふるさと納税の受入額が非常に少なく、千葉県内でも54市町村の中で51位と最低レベルです。令和元年度は1億円以上の流出額があったにもかかわらず、受入額は670万円程度です。差額の75%が国から補填されるので、実際の影響額は-2700万円です。この傾向はどんどん加速し、今後さらに多くの金額が流出することでしょう。

この状況に対し市の方針は「PRや、魅力発信を強化する手段のため、寄附金額の増加を目的としてはおりません」とのことでした。しかし、現在の状況・今後さらなる流出が予想されることを指摘したところ、返礼品の見直しを検討いただけるとのことでした。私からは特に、日ハム2軍球場があることは全国的にも有名かつ他にはない特色なので、連携した返礼品を充実させること、梨の販売時期には広報活動を活発化させることを提案しました。全体として受入額より流出額が多くなってしまうのは仕方ないとしても、これ以上のマイナス出費は抑えていかなければなりません。