【鎌ケ谷市議会報告】2021年3月 企業誘致および起業との連携について

鎌ケ谷は企業が少ない!企業誘致の重要性

【鎌ケ谷市議会報告】2021年3月 企業誘致および起業との連携について

鎌ケ谷は企業が少ない!企業誘致の重要性。

今年度は新型コロナウイルスによる影響で、多くの自治体の税収が減少しました。しかし鎌ケ谷は他市に比べて少ない影響で済みました。
金額的に大きな法人税収入の影響が少ないためです。
そのくらい鎌ケ谷は企業が少ないのです。

今後高齢化が進み市民税収入が下がっていくので、安定的な法人税収入がなければ、財政的に厳しい状況に立たされてしまいます。
この最重要課題について鎌ケ谷がどんな取り組みをしてきたか議会で取り上げました。

◆どんな取り組みを行ってきたか?

平成22年に企業誘致基本方針、平成25年に企業誘致基本計画を策定し、企業と土地所有者のマッチングシステム構築や、専用のHPやパンフレットの作成、職員による企業訪問を実施してきたとのことです。

○千葉県鎌ケ谷市企業誘致ナビ(鎌ケ谷市商工振興課)
http://www.kigyo.kama-navi.jp/

◆どんな成果があったのか?

これまで市に相談に来た企業は 20社ほどですが、誘致に成功した事例は0です。
簡単ではありませんが、約 10年間も成果が出ていないのは問題です。

熊谷新知事が市長を務めた千葉市では、年平均 27件の誘致に成功しています。
近隣の印西市では Googleのデータセンターが設置されることが話題になりました。
鎌ケ谷で成果が出ない要因として、土地の狭さを挙げていますが、他市にできるのであれば鎌ケ谷にもできるはずです。

◆とくのVOICE これからの企業誘致の方策は。

今後鎌ケ谷には、北千葉道路という高速道路の建設が予定されています。
企業からのニーズは確実に増えていきます。

しかし土地が用意できないのであれば、またこれまでの失敗の繰り返しです。
鎌ケ谷市は市内の半分程度が市街化調整区域という建物を建てられない地域になっています。これが土地を用意できない理由の1つです。

これを解決するために市街化調整区域でも一定の条件を設けて開発行為を許可する地区計画制度を活用したり、企業と協力して区画整理などを行っていく必要があると思います。

●鎌ケ谷市議会HP
令和3年3月会議の議会だよりはこちらからご覧いただけます。
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/gikai/gikaidayori/gikaidayori2021.files/dayo0.pdf

とくの涼