【鎌ケ谷市議会報告】2020年9月 市長の政治姿勢について

市政をカジュアルに伝える会

【鎌ケ谷市議会報告】2020年9月 市長の政治姿勢について

【1】 清水市長、国政出馬報道について答弁

9月初旬から各新聞社より「鎌ケ谷市長、国政出馬に意志」との報道がなされました。

衆院議員選挙に出れば、当然市長を辞職することになるので鎌ケ谷にとっては大きな問題です。
市民・市政に大きくかかわることなので市長に事実確認をしました。

◆清水市長、国政出馬や辞職についてはノーコメント

一連の新聞報道について説明を求めましたが、市長は「公人である鎌ケ谷市長として発言すべき機会でありまして、私人としての私個人に関することについてはコメントすべきではないと考えます」との答弁でした。
新聞には「定まった気持ちはある」と出馬に関してコメントしているにもかかわらず、議会や市民に何も説明しないのはおかしなことだと思います。

ただ市長は議会では発言しないといった趣旨でしたので、最後に私から議会以外の場できちんと市民に説明してください、と要望しました。
市長の去就は市政にとって大きな問題です。市長の口からきちんと説明いただけることを願います。

【2】 11億円以上のコロナ対策事業が実施決定

鎌ケ谷市が国に申請をした、第二次コロナ対策の事業がすべて認可されたことを受け、新たに11億円以上の金額をかけ、事業者や子育て世帯への支援金や公共施設の設備整備など様々な事業が行われます。

◆国の補助金による第二次コロナ対策

令和2年4月に閣議決定された新型コロナウイルス感染症緊急経済対策において、地方自治体が行う事業に対し、国から交付金が出ることが決まりました。
鎌ケ谷市には、総額約 11億8千万円が交付されます。

その内容は、事業者への 10万円給付や出産給付金など金銭面での補助の他、学校にタブレット導入・市役所に WEB会議用カメラ導入・公共施設に網戸設置…等々、新しい生活様式にも対応する多様な事業が行われます。

いち早く消費活動・市民活動が行われるよう迅速にこれらの事業を進めていただきたいと思います。

【3】 北千葉道路が完成すると船取線は分断される?

◆船取線は新鎌ケ谷で通行止め 北部分断と渋滞発生が懸念

北千葉道路という高速道路ができることにより、鎌ケ谷の背骨として多くの人が利用している船取線が、新鎌ケ谷で分断されることが問題となっています。

佐津間・粟野など北部地域の市民が新鎌ケ谷にアクセスしにくくなることや、船取線の代わりの機能を持つバイパス線に交通が集中するのではという懸念があります。

市川市では高速道路ができた際、鎌ケ谷と同じように高架構造の計画でしたが、景観への配慮や地元住民の反対で地下化に変更となりました。

現在鎌ケ谷でも北部地域の住民を中心に地下化を求める声が高まっていますので、市・県への要望へと繋げていく予定です。

ご賛同いただける方、北千葉道路についてもう少し詳しく聞きたい方は、メールを送っていただくか、ぜひ市政報告会にお越しください。

【4】 令和元年度決算を承認市の財政状況は…?

◆厳しい財政状況 未来への不安高まる

9月会議では1年のお金の使い道が適切であったかを確認する決算委員会があります。市の財政状況を見直す機会でもあります。

鎌ケ谷の財政は全国的な基準から見ると、財政健全と言えますが、収入は低下し、支出は増えています。さらにここ十数年、街づくりにおいて新しい動きがなかったため、将来に不安があります。

何もしなければ少子化や高齢化の影響で税収が下がっていくからです。
だからこそ新しい事業を起こして、お金を生み出す努力が必要です。

流山・印西などは街づくりを推し進めた結果、県内でも有数の財政状況となりました。

鎌ケ谷も、単年度での財政状況に満足することなく、未来のために投資をすることが必要です。
市民の皆様にも未来を見据えながら今の鎌ケ谷を考えていただきたいと思います。

●鎌ケ谷市議会HP
令和2年9月会議の議会だよりはこちらからご覧いただけます。
http://www.city.kamagaya.chiba.jp/gikai/gikaidayori/gikaidayori2020.files/dayori192all.pdf

とくの涼