とくの涼 後援会ニュース 創刊号 2019.02 より
とくの涼 26才
市議会革命への挑戦を決意
4月21日、鎌ケ谷市議会議員選挙が行われる。
定数24人のうち、現職議員で引退するのは7人程度、一方新人として活動を始めているのは10人強程度とみられている。新人は40、50代が中心で、議会の世代交代に期待が集まる。
当会は「市議会に革命的な風を起こしたい」と決意した とくの涼(26)を囲み、鎌ケ谷の未来を語る緊急連続対談を開いた。
- ことの始まりは「働き方改革」
- 議会の世代交代を市民の手で
- 将来子どもができても住み続けたい街に
- ネットで、若者への政治発信を
○ことの始まりは「働き方改革」
小林太河 涼君から「市議会を変えたいんだ」と聞いたときには、驚きました。いつからこんな大胆なこと考えていたの?
とくの涼 僕が勤めている広告業界では、その最大手の電通で、24才の女性が自ら命を絶ちました。2015年のことです。彼女の一ヶ月の時間外労働は130時間に達し、過労死ラインといわれる80時間を大幅に越えていたと報道されています。
同年代の友人や知人からも、いわゆる「ブラック」で働く人たちの声はたくさん入ってきます。「働き方改革」と言われていますが、どれだけ僕たち現場の若者の声が、国会をはじめとする議会や、法律に反映されているのだろうと、疑問に思ってきました。若者たちが、もっと声を上げなければと。
小林 鎌ケ谷四中の時は、生徒会の役員選挙に出て副会長を務めた。その頃から政治家になるつもりだったとか!
とくの まさか(笑)。流石にその頃は政治がどうのこうのとは考えなかったけれど、ただ、生徒会でみんなでいろんな事を決めていったり、課題を解決したりするなかで、違った意見も聞きながら「話し合い」をしていくのはとても大事だなと痛感しました。
○議会の世代交代を市民の手で
岩波 初美 一人の青年の決断を、尊いことだと思います。「市民から選ばれてこそ、物怖じしないで率直に意見が述べることができる」、議会とはそういう場です。26才の青年に、託したい。
とくの涼 鎌ケ谷は、もっと発展するポテンシャルを持った街。住みやすく、市外からも人が集まる街に盛り上げていきたい。
例えば新鎌ケ谷。鉄道が交わり、乗り換え客は多いです。でも、どこか寂しい。鉄道の便がよいことで、鎌ケ谷市民がまわりの街に出勤したり遊びに出かけたりする「アウトバウンド」は進みました。一方、まわりの街から買い物に来てもらったり仕事に来てもらう「インバウンド」は弱い。乗換駅の利点を生かせていないと感じます。
岩波 涼君たちは、国家の膨大なツケを背負わされていく世代、だからこそ今後の方向性を決める議員になって欲しい。議会の世代交代を、市民の手で実現して欲しいです。
とくの 必ずしも、自分にしかできないわけではないと思います。でも、「誰もやろうとしないなら、まず自分がやってみよう。後に続く人がいればいい」、そんな決意です。
○将来子どもができても住み続けたい街に
田中 宏道 涼君は大学生の時に、学習塾LAPISでも講師を務めてくれていたけど、教育にも大きな変化が必要になってくるよね。
とくの涼 昨年の国会で、外国人労働者の事実上の受け入れが決まりました。AIも発達し、これからの世代の労働環境や仕事の内容は大きく変化すると思います。だからこそ、教育がいち早く変わっていくべきです。ICTなども積極的に取り入れ、個性や主体性を重んじることで、時代に対応する力と、人生を切り拓く志を持った人材を育てられる教育を実現したいです。
田中 これからは「笑顔と挨拶のあふれる街、鎌ケ谷」を創る、その第一歩です。
とくの 同級生に「鎌ケ谷が好きか?」と聞くと、みんな一様に「好きだ」と言います。生まれ育ったところですから、僕も同じです。でも「結婚しても、子どもができても、ずっーと住み続ける?」と聞くと、「う~~ん…」と歯切れが悪い。住み続けるには魅力が少ないのだろうかと、考えさせられました。
田中 鎌ケ谷は交通の便も良く、緑も多いですから、少し工夫するだけで住み続けたい鎌ケ谷に変わるかもしれませんね。
とくの 小さい頃から続く新京成の高架工事、県内の交通の要だからこその慢性的な渋滞、発展途上にある新鎌ケ谷、子どもの頃に遊んだ貝柄山公園や市制記念公園。どれも手を加えていけばもっとステキな街になるのに、「もったいない」と感じていました。
社会に出て鎌ケ谷出身だと話すと「日ハム球場の街だね」とよく言われます。知名度を上げているこの球場の誘致の時は、議会でもずいぶん議論があったと聞いています。そのような鎌ケ谷の未来を決める場に、若者の一人として参加したいと思ったのです。
田中 世のため人のために働ける日本人になるために。これからの街づくり、人材づくり。涼君に託します。
○ネットで、若者への政治発信を
満井 わたしは昨年18才になり、この4月の千葉県議選と鎌ケ谷市議選が初めての選挙です。何をみて、どう決めたら良いのかよくわからない。
とくの涼 僕らの年代は、新聞やテレビよりもインターネットで多くの情報を得たり、人と繋がったりします。でも政治の話題は、まだまだ新聞テレビが中心。もっとインターネットやSNS で発信する議員が増えてくれば、若い人たちにもたくさんの情報が届くと思うのです。
川添 学校でも、政治や選挙の話しは何もしなかったかな。
とくの 中学生の時に「子ども市議会」というのに出ました。当時は訳のわからないうちに終わってしまいましたが……。中学校や高校でもっと「政治についての教育」をしたらよいと思います。例えば最近ではいくつかの都県や市町で、選挙管理委員会が中学校や高校へ出向いて、「選挙出前講座」というのをやっていると聞きます。
若い年代の投票率が低いと言われていますが、子どもの頃からもっと政治に関心が持てるように教えていくことも大切です。