今回は 市民の皆様に知ってほしい 鎌ケ谷のトピック4つです。
【1】鎌ケ谷市民待望、幻の中沢駅?!
「鎌スタ前に中沢駅ができる予定だった」…。鎌ケ谷の、特に中沢エリアに住む方なら知っている方も多いと思います。
都営新宿線が延伸し、新鎌ケ谷から本八幡を通り新宿まで直結する、市民が待望した鉄道計画がありました。
もし実現していれば周辺住民の利便性向上はもちろん、鎌ケ谷という街が様変わりしていたと思います。
ではなぜ、この一大プロジェクトが中止となってしまったのでしょうか?
◆なぜ中沢駅は作られなかったのか
当初、この中沢駅をはじめとする鉄道事業は県が運営する、県営鉄道北千葉線としてスタートし、土地の買収も進んでいました。
その後、国で行われた公共事業の見直し、いわゆる事業仕分けに際し、県営鉄道としての事業は中止となってしまいました。
しかし、この事業を残すために県、鎌ケ谷市、市川市、そして民間の力も借り、東京10号線延伸新線と名前を変えて事業続行を試みました。その後 10年近く事業を保っていましたが、千葉ニュータウン開発の縮小、将来的な人口の減少予測などにより利用者の増加が期待できない状況となりました。
その後、県から中止の申し出があり、やむなく受け入れたということです。
中沢に新宿直結の駅ができていたら…と考えると非常に歯がゆいです。
事業だけでも残しておいてほしかったと思います。
【2】公園でボール遊びができない子どもたち
「子どもは外で元気に遊びましょう」この言葉はこう続きます。
「ただし、ボール遊びは禁止です」。鎌ケ谷市は公園でのボール遊びが禁止されています。
遊び盛りの子どもたちができるのはおにごっこや、かくれんぼくらいでしょうか。
公園に携帯ゲーム機を持ち寄って遊ぶ子どもも珍しくありません。
この状況を改善し、子どもたちが体を動かして遊べるように要望しました。
◆ボール遊び解禁は検討もしない
ボール遊び解禁に対し、行政の答えは NOの一点張りでした。
危険だから、小さな子どもや高齢者など様々な方が利用するから、という理由です。
「ボール遊びはやめてほしい」という声がある一方で、「ボール遊びがしたい」子どもと、その保護者がいることも忘れてはいけません。
実際に、年に1度開催される子ども議会でも、小学生が要望の声をあげていました。
片方の意見だけ聞いて、禁止とするのは簡単です。
しかし、本当に「様々な方」のことを考えるのであれば、安全面に考慮したルール作りをし、子どもへの教育も行いつつ、ボール遊びができるようにするべきです。
私が議場で要望したのは、ボール遊びを一律解禁しろということではありません。
一部でもボール遊びができるようなルール作りを検討できないかということです。
答えは、その検討すらもしないということでした。
これまで禁止としていたものを覆すのは簡単ではありません。
しかし、市民の声を広く聴き、柔軟な思考を持って今後検討してくれることを願うばかりです。
【3】第二のコロナ支援策はあるのか?
5月に迅速な独自対応を行った鎌ケ谷市、第二波にむけ追加支援の行方は?
◆まずは国の補助金でコロナ対策
鎌ケ谷市は新型コロナウイルス対策として、一人親世帯への支援や事業者への 10万円給付など、市の独自支援策を行いました。
特別給付金の支給も他市に比べて早いなど、評価のできる対応だったかと思います。
ただその後、独自支援で使ったお金は国から補填されたので、独自財源で行った支援はないということになります。
そこで、市の財源を使って実施する支援はあるのか伺ったところ、市はまず国の補助金を使っていく方針だということです。
補助金を活用するのは良いことですが、市にもいざという時のために積み立てている貯金があります。
市民から預かっている貯金ですから、第二・第三の波が来た時には、コンパクトな市の利点を生かして迅速に支援を行い、市民に還元していただきたいと思います。
【4】貝柄山公園の池はなぜ汚いのか?
以前は水遊びができるほど綺麗だった池が汚くなった理由とは?
◆貝柄山公園、浄水器の故障を放置
貝柄山公園は市を代表する公園で、市内外多くの方に利用されています。
私も近所なので幼いころから通っていました。
当時は水遊びができるほどきれいな池があったのですが、今は汚れてしまっていて、散歩をしていても目につきます。
その理由を聞いたところ、大きく2つ。
浄化装置が壊れていること、汚泥がたまっていることを答弁いただきました。
浄化装置を直すにも、泥をかき出すにもお金がかかるため、汚いと分かっていながら放置されているということです。
HPでも街の見どころとしている貝柄山公園。
池が汚れてしまうことは最初から分かっていることなので、少しずつお金を積み立てるなどして定期的にメンテナンスし、景観を守っていくべきだと思います。